【続編!美歳丸との対面!】24.11.14
本日、嬉しい対面がありました。
先代作の「美歳丸(ミサマル)」を見ることができました!
以前からの知り合いの人が、中部にある棒マンガ倉庫に売られている「美歳丸」を発見。
電話があり「これもしかしたら松田さんのお父さんの作品じゃないかなと思い・・
・・買おうかどうか迷っている」とのこと。
「恐らくそれだ間違いない」ただ、こちらの手を離れているものだから
なんとも言えんが慎重に、大胆に行け!との旨を伝えると
早速、それを買って見せに来てくれました。それがこちら。
おおお!菊丸とはまた違った風貌!
太棹の真壁型である。
なんだその糸蔵周辺の金の縁造りは?
とにかく手が込んでいる。こんなの見たことがない。
カラクイもデカい象牙がついてて見るからに高そう。
裏にも金縁が。
うっすら見える木目から察するに、八重山黒木の気配・・。
小ぶりの爪がまた親父くさい。
また、白太が良い感じに出てやがる。
決定的な証拠がこちら。
「読谷村長浜」「松田永一」・・・間違いない。これだ。
それにしても32歳て、若すぎるぞ。
猿尾には18金が! どんだけ豪華仕様だよ!
いやぁ、しかし見つけて買ってきてくれたIさん、ほんとありがとう。
本来の持ち主さんご息女が、なぜ手放されたのか
そんな野暮なことは別に良いんです。
それぞれに事情がおありでしょうから。
それより、知ってる方に渡ったことが嬉しいさぁ。
「今後も手放さずにずっと大事にしておきます」
と、嬉しいお言葉を頂いたので、私も「自分が廃業したらこの感謝状を上げるから・・
・・一緒に飾っておいて」と話すと、「そうなると菊丸も揃えて欲しいなぁ」と。
その菊丸は今でも、ご息女がお持ちなんだろうか。
気になる・・。
その菊丸についての過去記事も合わせて貼っておくので
よければ御覧下さいませ。
↓ ここから過去記事
【菊丸との対面!】18.06.09
ウチには先代がその昔に制作した三線にたいそう喜ばれたお客様から頂いた
感謝状なるものが存在しています。
せっかくなので皆様に見て頂こうと掛けてあるのですが、
わたし自身はその三線を一度も見たことがありません。
(まぁ当然、その2丁の三線はお客様の元にあるわけで)
で、ですよ。(本題)
今日、ティーガーの交換をされに来られたお客さんの
棹を抜いてビックリあんぐり・・・。
「あー! これ菊丸だぁー!」と声を上げてしまいました!
日付は違うものの制作日および製作者の記載も一致します。
初めて見たよー!
菊丸は与那ぁだったのか!
なんか泣けてくる・・。おろろ〜ん。
持っていらっしゃったのは娘さんで、
「父は豆だったもんだから全てのものに日付とか記載してた」とのこと。
時折、来店して下さる方なんですが「感謝状」には
気付かなかったようで大変喜ばれていました。
あともう一丁の「美歳丸」も自宅にあるそうで、
「今度、見せに持ってくるさぁね」とおっしゃって下さいました。
47年前に先代である父の造った三線が
今もこうして受け継がれているのを見れて、
今日は本当に幸せです。うるっ。